決意
3月21日、今日は四十九日の法要の日を迎えた。
とっても感謝!本当に今までありがとう。皆んな、愛しています。
・・・という想いを胸に旅立つ決心を固めたが、この先は本当の意味であの世に向かう、、、つまり極楽浄土に行けるか否かの瀬戸際で、不安とまだこの世へ後ろ髪を引かれた状態だった。
娘のKが毎日毎日深い悲しみに暮れ、でも何とか仕事に主婦業に日常を
こなしていたが、ふとした時に私を思い出しては泣いていた。
近くに住んでいたので毎日、朝・晩と私の元に来ては色々な話をしたり、休みの日には度々、H君と3人でご飯を食べたりお出かけしたり。
今までよく、入退院を繰り返し世話を掛けてきたが、私がたまに「こんなお母さんでごめんね。」と謝ると、「お母さんは生きていてくれるだけでいいからね」と言ってくれた。
私は娘の重荷にならないよう、少しでも娘の力になれるよう年を取っても頑張ってきたつもりだった。
娘は娘なりに私の存在が心の支えとして日々ある中で、一緒に生きて来たんだな・・・
と解った。
私がこの世を去ってからある日、KはH君にこう切り出した。
「もうここに住むのが辛い、引っ越ししたい」と。
今の家では何処へ行くにも近所を歩くにも買い物をするにも私を思い出しては悲しくて仕方がないらしい。。。困ったものだ。
H君はすんなりKの気持ちを組んでくれて2人で家を探す話をし始めた。
Kは昔からよく「将来、私は〇〇に住みたい」と口にしていた。
H君の生まれ育った場所は偶然にもその地域だ。
Kと結婚するまでH君は地元で暮らしていたが、病弱な私を思いこちらに来て住んでくれていたのだ。
もう、これはH君の地元に引っ越すしかない。
そして法要の日、私は不安と寂しさと悲しみで朝から大泣き。
晴れ女の私がバケツをひっくり返したような雨を降らせていた☂
そして、住職のお経が始まり審判の結果、、、
見事に極楽浄土行きが決定した!!!
安堵と嬉しさと安らかな気持ちで一杯になり、法要が終わる頃には心も天気も晴れていた☀
「ありがとう!行ってくるね!天国から見守っていきます✨」